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新城ラリー2010参戦記(その3)

通りすがり様撮影。SS10 ほうらいせん 拍手が頂けたそうです。

DAY2.

<SS8>大平

今年は天候も予想外の晴れ、そしてラリー進行も比較的好きなコースから走れるという
実に恵まれた展開。これをちっとも結果に活かせていないもどかしさ。
何はともあれ、今日一日の6本で、オープンクラスのトップを取り返す気持ちで挑んだ。
と・こ・ろ・が
振ったサイコロは最悪の目からスタート。交換したブローオフバルブ(中古)は、
前日までの状態を悪化させてしまった。
前日までは、フル加速→過給1.0をピークに、0.6〜0.7に減衰。
今回は、フル加速→過給0.7をピークに減衰。下の値は不明、となってしまったのだ。
何より辛いのはレスポンスの著しい低下で、コーナー脱出時に全開をかけても
マシンが前に出ない。やっとターボが、といったところで次のコーナー。
前日に破損したフロントショックは加速中に伸びきり、コーナーインでは
停車速でも過重移動のブレーキが避けられない。リアのダートショックは、
ブレーキ時には伸び上がり、コーナリング中は柔らかいバネを支えきれず、 容赦なくアウト側がボトムする。
このふらふら走法は、タイムが落ちるのはもちろんだが、実は危険も助長する。
このSSではスタート直後の右4の上りコーナーのギャップを超えるのに、
かつてない挙動を示してイン側いっぱいからアウト側いっぱいまでジャンプ。
あわや崖に激突して側溝行きになるところでした。
この瞬間、カチッと奥歯が鳴ってスイッチが入り(わかる人はかなりのオッサン)、
ムキになってアクセルを踏んだのですが、結局全体的にギアが下がってしまい、
昨年3速のコーナーの殆どが2速に。そして結構好きな後半の下りもさっぱりダメで、
終わってみれば、昨年よりここも9秒近いタイムダウン。今度はコメカミで何かが千切れる音が…

SS8動画  比較用 去年  
足回りの性能差は歴然です。
因みに、 インプレッサSTI3のデフォルト過給圧は1.0です。今回0.7 去年は0.8でした。ブチッ!

<SS9>雁峰(短)

大平で、マシン性能が悪化している事を知りいらつくも、いつまでもウジウジしていられない。
怒りを速さに転化するのだ、なんて勢いで走ってみる。
でも、雁峰こそ瞬発力が命。動画も涙を誘います。アップするか検討中。

<SS10>ほうらいせん

別に、ヤケになってたんじゃないんだからね!勘違いしないでよね!

ギャラステの解説ですが、そんなわけで、本来ならサイドで姿勢変化後、アクセルに即
踏みかえて全開しているので、もっと手前からパワースライドに持ち込まれている予定なんです。
実際にはどうにもレスポンスが悪くて、前に出ないからカウンターもパーシャルではなくて
大きなものになってしまうし、立ち上がりに失速してしまってるんです。
それでも拍手を沢山いただけたとの事、嬉しいです。ありがとうございます。
次のサービスでその事を聞いて、じゃあ、次こそもっと激しくイクぜ!と誓ったところ…

そして、このSSでは中頃の中速セクションで何故か歩行者を発見。
私はこれまでにラリーのSSで、対向から軽トラックが来たこともありますが、リタイアクルーや
オフィシャル、カメラマン以外の人と遭遇したのは初めてです。ヤレヤレ…

SS10動画

<サービス>

リエゾンで丁度応援に来てくれた家族とサービス部隊に遭遇。裏目に出たブローオフバルブの
交換準備を依頼して、サービスインで大急ぎで交換してもらう。
逆転優勝を狙って気合を入れなおして始まったDAY2が、既に3SS終了。
状況は、惨敗。自力優勝はもうあきらめざるを得なくなり、無念ながら、以後は「楽しみながら完走」に
目標変更。 もっとも、出来る限りの事は最後までやる、というスタイルには変わりはないのですが…

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